「いのちといのちのつながりの中で生きる喜びを子ども達へ」
人も動物も植物も全ての物が、神様の大きな愛の中で生み出され、育まれる命です。私達人間もその 一部であります。しかし、地球全体が危機に瀕しており、地球は創世以来の未曾有の体験をしています。21紀を生きる子ども達は自然の中にある見えない力に畏敬を持ち、それを愛する子どもでなくてはなりません。また、人と人との繋がりの中で生きる事を喜ぶ子どもでなくてはなりません。多くの生命に支えられながら生きていることへの感謝、自然の中に守られて生きていることの喜びは幼児の 時代に数多くの豊かな自然体験の中で育まれていきます。当園では、子ども達と父母祖父母と共に園庭に小川を流し、400本の苗木を植え、「森創り」を始めました。子ども達はお父さん達と造った庭で時の経つのを忘れて遊び込みます。子ども達にこのような生命に溢れた環境を用意することで、子ども達の中の本来の力が動き出します。
また、子ども達の内に神様が与えてくださっている成長しようとする生命の力は、園全体の自由な 雰囲気と、保育者の受容的資質、意欲を掻き立てる環境設定と秩序の中で育まれていきます。生命の力の中心とは創造性、意欲や集中力、忍耐力、協調性といわれる保育者が教え込んだり、計測することのできない力です。子ども達を愛し「幼子のようにならなければ神の国にはいることはできない」といわれたイエス様の眼差しで子ども達を見守り愛していくことが、子ども達の本来の生命の力を育んでいくことでありましょう。
日本キリスト改革派四日市教会によって1964年創立、1971年学校法人化、以来社会のニーズに応えつつキリスト教保育を行う。